通信制の先生ってオンデマンド(ZOOM)で授業しているの?
このように疑問に思ったことはありませんか? 通信制高校でも、全日制高校と同じように対面で授業を行います。
今日は、ある教師の1週間のお仕事内容についてお話しますね。通信制高校で働いてみたいけれど、どんなお仕事をしているか全くイメージが出来ないという人のお役にたちたいと思ってこの記事を書いています。
通信制高校の一週間(先生)
まずはどんな一週間をなのかお見せいたします。比較的落ち着いている1週間の予定です。
お見せした週の授業数は「10コマ」です。全日制で常勤講師の授業数の平均20コマと約半数の授業です。また、全日制と違って固定されたクラス(クラス担任)がないため、学級運営にかかる時間はほとんどありません。
会議が多いように感じますが、担当する授業やオプションコース、行事担当などにより会議の数は変化します。校務分掌会議なども月に1回~、全体での職員会議も月1回など、定例の会議がほとんどです。
授業以外は「担任業務」をしている
授業や会議以外の空白部分では、基本的に「生徒・保護者とのやりとり」や職員室で授業準備を行っていたりしています。通信制高校では、直接会う機会がほとんどなく、1年の中でも数日しか登校しません。普段の学習はオンライン教材を利用しています。
担任業務には、生徒対応やその他雑務など内容はさまざまです。学習方法を指導したり、転入した生徒の対応をしたり、レポートの採点をしたり。
授業内で何か問題があれば指導したり、保護者からの質問対応をしたり、進路指導をしたり、就職指導をしたり、職場見学に同伴したり、業務は多岐にわたります。
業務について詳しく聞きたい方はこちらにお問い合わせください。
全日制と大きく違う点は「生徒1人につき担任」がつく
全日制と大きく違う点は、生徒に担任が割り振られているということろです。クラスが存在しないため、生徒と先生とのやりとりは「1対1」になります。
連絡は、生徒の特性によってさまざまですがLINEや電話、SMSメッセージでやりとりをします。SNSを利用しながらやりとりをするので個人情報の取り扱い方は要注意です。
気をつけなければいけないことは他にもあります。それは生徒・保護者との距離感です。
普段、先生と1対1でやりとりするでしょうか。私が学生の頃は、ほとんどありませんでした。また、教員側は社用スマホやパソコンからやりとりをしているかもしれませんが、相手は個人のスマホでやりとりをしていることがほとんどだと思います。
気軽に先生と連絡ができる環境であるからこそ、相談ができたり、近況の報告ができたりしますね。でも、一歩間違えるとそれは生徒と先生の関係ではなく友達やそれ以上の関係となってしまう可能性も否定できません。
当たり前のようにその一線を引くことができる人でないと通信制高校は難しいかもしれませんね。
悩んだときは本を読もう
教員としてどう接していけばいいか迷った時は、書籍を読むことをおすすめします。たくさんの知見を得ることができたり、自分の軸が肯定されたり、新しい学びを得ることができたりします。
教員は学び続けなければいけません。時は止まらず進み続けます。教員として、やらなければいけないことは自ら積極的に取り組める人であるべきです。また、私自信も挑戦し学び続けられる人であるために今日も学びます!
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