選択肢としての通信制教育

こんにちは、MOMONOです。通信制教育とは何かを説明します。みなさんは通信制教育ときいてどのようなイメージを持ちますか? この記事を読んで、みなさんが通信制高校を選択肢として考えるきっかけとなればとても嬉しいです。

通信制教育とは

みなさんは通信制課程と全日制課程・定時制課程との違いを理解しているでしょうか。まずは通信制課程がどのような教育なのかを理解しましょう。

教室授業を中心とする全日制課程・定時制課程とは異なり、通信手段を主体とし、生徒が自宅等で個別に自学自習することとして、添削指導・面接指導・試験の方法により教育を実施している教育のこと。

文部科学省 初等中等教育局 参考資料2 高等学校通信教育の現状について
https://www.mext.go.jp/content/20210226-mxt_koukou01-000013082_04.pdf

ここで注目してほしいのが「通信手段を主体」「個別に自学自主する」点です。

通信手段を主体とする学習とは

全日制や定時制は学校に直接通って授業を受けるスタイルですが、通信制では通信手段を主体として学習を進めていきます。通信手段には「レポート学習」や「オンライン教材(動画視聴)をメインとした学習」などがあげられるでしょう。

20年前であれば特別な学習環境だったかもしれませんが、現在では、コロナ禍や1人1台端末を実現させるGIGAスクール構想を背景に、タブレット端末などを利用すること自体がスタンダードとなっています。

3.通信教育においては、生徒に通信教育用学習図書その他の教材を使用して学習させるものとする。

高等学校通信教育規程 第二条(昭和37年文部省令第32号)

学習教材や学習方法が全日制とは大きく違うという点を理解しておけば、学習に関する不安は軽減されるかもしれません。

面接指導とは

通信制における「面接指導」とはどのようなものでしょうか。面接と聞いてどのようなイメージを持ちますか?この画像のような場面をイメージする人がほとんどではないでしょうか。

「面接指導」とは対面授業のことです。学校によってはスクーリングと表現する場合があります。学校に行って先生の授業を受けることをスクーリングといいます。

通信制教育では、ZOOMなどを使って授業をするのかと疑問に思われる方が多いかもしれません。しかし、「通信手段を利用した自宅学習」とは別で、実際に足を運んで授業を受ける「面接指導(スクーリング)」を行っています。

試験とは

一般的に通信制教育における試験は1年に1度です。全日制では中間テスト・期末テストなど、定期的に試験が実施されますよね。ここが大きな違いだと思います。また、タブレット端末などのインターネット環境で定期試験が行われることが多いので、紙に文字を書いたり読んだりすることが苦手な人にはとてもいい実施方法ですね。例としてルネサンス高等学校を紹介しますね。

通信制教育を受ける生徒の多様性

通信制教育を選択する生徒のイメージはありますか? 「不登校などが理由で学校に通えなくなった人たちが通う学校」「何らかの理由(悪い)があって通うしかなかった人が選ぶ学校」というイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。特に親・祖父母世代です。

たしかに、通信制高校は全日制の高校を中退した人や学校に通えない人が多かった時代もありました。しかし、現在はそうではありません。進路を考えるときに「通信制高校」を選択する人が増えてきているのです。

生徒の内訳

①海外を拠点に活躍している人
②スポーツ選手やスポーツ留学をしている人
③芸能やインフルエンサーの活動をしている人
④持っている特性で全日制高校に通うことが難しい人
⑤家庭の事情で通信制高校を選んだ人
⑥仕事をしながら通う人
⑦子育てをしながら通う人
⑧通学日数が少ないほうがいいと考える人
⑨やりたいことに集中したい人
⑩全日制の高校を避けたい人

思いつくだけの例をあげてみましたが、通信制を選ぶ理由は多様です。いろんな生徒がいるからこそ、いろんなことに触れていろんな経験をすることができると思います。

通信制を選ぶ理由

通信制を選ぶ理由なんてなんでもいいんです。その人にとって意味があれば理由はいりません。大きな決断になるかもしれませんが、その決断が人生をかえるかもしれませんよ。応援しています。

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